座談会
技術職座談会
「“いい住まい”を形にして造る」
投資いただくオーナーさまに喜ばれ、入居者さまに住みたいと思っていただけるマンション。グッドライフカンパニーが思う“いい住まい”を具現化し、ビジネスの根幹となるマンションを造り上げるのが開発事業部です。
福岡、熊本、沖縄3拠点の自社物件の設計と、建築時の設計監理を一手に担う技術者3人に、設計の醍醐味、建築への想い、開発事業部が求める人物像を聞きました。
MEMBER
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鳥生 泰永(とりう やすひさ)
開発事業部 部長
2020年入社
(一級建築士、一級建築施工管理技士)建築・不動産業界歴27年。前職2社で現場監督、設計、建築営業を経験。長年のキャリアをいかし、設計、設計監理を兼任
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鈴木 伸一(すずき しんいち)
開発事業部 課長
2017年入社
(一級建築士)建設業界歴28年で、設計から現場業務まで幅広い業務をマルチにこなす。現在は、現場のさまざまな問題を解決する設計監理を担当
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田中 健太郎(たなか けんたろう)
開発事業部 主任
2019年入社設計歴7年。営業から日々依頼される企画の計画図作成や、建築が決定した物件の基本設計、実施設計など設計に関わる業務全般を行う
長年培った専門知識と技術で
3拠点すべての設計と監理を行う
開発事業部の仕事内容を教えてください。
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田中
- 私は設計を担当しています。まず行うのは企画設計。ディベロップメント事業部から依頼のあった敷地図のボリュームチェックを行い、敷地に対して何階建てのどういう建物を建てられるかという計画図を作成します。計画を進めることになれば、計画図をもとに建物の大まかな仕様を決める基本設計を行い、さらに各部の詳細を詰めた実施設計を行っていきます。図面はすべてCADを使って作成します。難易度にもよりますが、1件の計画図をつくるのにかかる時間は1時間~1時間半ほどです。1日に平均2~3件の依頼があります。また、契約済み物件の実施設計図は、各種機関への申請や協力業者からの図面チェックを含め、約3カ月の期間をかけてつくり上げていきます。
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鈴木
- 私は設計監理という仕事をしています。ご存じない方も多いのですが、設計図さえあれば建物が建てられるわけではありません。設計監理は、設計図で表現できない細かい部分を、現場で打ち合わせしながら詰めていったり、図面どおりに建築が進められているかをチェックしたりする仕事です。現場には、ここぞというタイミングで出向きますが、メインとなるのは配筋検査。例えば、10階建ての鉄筋コンクリート・マンションであれば、1フロアずつ造っていきますが、その都度、鉄筋、柱の大きさ、床の厚さなどが図面通りになっているかのチェックが必要です。
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鳥生
- 私は、基本的に田中と同様に、企画設計、基本設計、実施設計を行いながら、鈴木と分担して、施行現場の設計監理を行っています。
担当するエリアは?
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鳥生
- 福岡本社で、福岡、熊本、沖縄で建築するすべての物件の設計と設計監理を行っています。現在、福岡で3件、熊本で4件、沖縄で3件の物件が進行しており、今後は福岡4件、熊本4件、沖縄1件が動き出す予定です。現状では、設計が私を含めて4名、設計監理も私を含めて2名という体制のため、工期が重なる時期は現場立会いを分担するだけでも、一苦労ですね(笑)。
この先何十年と残るマンションを建てる責任と喜び
設計や設計監理という仕事のやりがいや面白さ、逆に大変なところは?
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田中
- 設計士としてのやりがいは、やはり自分の発想したものが実寸で建てられ、それがずっと残ることです。普通の設計事務所では「お施主さま」と呼ばれる施工の依頼主、つまりお客さまとのやり取りが大変なのですが、弊社では自社商品としてマンションの設計を行っているため、そういった制約があまりないのはありがたいですね。また、グループ会社が建設を行うため、設計計画段階から施工の相談ができるのもいいところです。
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鳥生
- 設計はお客さまのニーズに応えるのが基本ですからね。私も前職で設計、建築営業をしていましたが、お客さま側の要望を具現化することが設計の仕事と思います。弊社の場合、私どもの思う「いい住まい」というコンセプトをもとに設計を行いますが、今後何十年と残るマンションですから、設計士としての社会的な責任を感じながら仕事をしています。
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鈴木
- 私は、28年にわたる建築キャリアで設計、現場管督、職人など、企画段階から建物が完成するまでの一通りの流れを経験してきました。この仕事の面白さは、やはりものをつくる喜びです。完成した建物を見て、「この建築物に自分も携わったのだ」と感じるときが一番やりがいを感じます。大変なのは予算の管理ですね。つくり手として、限りある予算のなかでどういう素材を選ぶかについては、いつも頭を悩ませています。建築では工期が何より大事です。コロナ禍でも天災が起きても、納期は基本的に変わらないので、現場に日数的なロスを出さないことを第一に考えています。
グッドライフカンパニーで設計している建物は?
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鳥生
- 弊社の主力商品は、オリジナル賃貸マンションブランド「LIBTH」で16~60戸のハイクラスRCマンションです。ほかに12~16戸の中規模RCマンションがありますが、一番多いのは10~13階建てのハイクラス物件ですね。
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田中
- 「LIBTH」には共通する仕様や間取りが定められているため、設計はそれに準じて進めています。これは、創業時から培った経験や様々な入居者やお客様の要望をまとめて確立されたものですね。
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鈴木
- そうですね。私が入社したころは、4半期に一度、全部署からの選抜メンバーで構成される「いい住まい会議」というものがあって、バルコニーの広さや、物干し竿をかける金具の間隔など、毎回1つのテーマで細かい部分まで検討していました。現在の間取りや仕様は、会議での意見も反映しながら、創業時から積み上げてきたものです。
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鳥生
- そうして確立されたベースを引き継ぎつつ、私たちも今のニーズに合った改良に日々取り組んでいかなければならないですね。
若いうちは
不器用なくらいでいい。
必要なのは、精神的な強さと向上心、そして熱意と柔軟性
この会社に転職した理由は何ですか?
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鳥生
- 何より営業職から設計の現場に戻りたいという思いが強かったですね。もう1つの理由は、弊社が九州を拠点に展開している会社で、転勤がないということでした。熊本、沖縄にも支店があり、地元で腰を据えて働きたい人にはありがたいですね。
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鈴木
- 私も転勤しなくていいという点は、決め手でした。もう1つは、会社の規模感です。これまで大手と小規模のどちらも経験してきたので、大きすぎず小さすぎない会社が、働きやすい環境なのではないかと考えました。上場後は徐々に大きくなりつつありますが、そのおかげで、就業環境が以前より整ってきたのも確かです。
この仕事に向いている性格、あるといいと思う資質は?
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鈴木
- 精神的な強さでしょうか。私たちの仕事は、業者、申請機関、消防など、さまざまな人と折衝することが多いので、弱腰だと務まらないところがありますね。
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田中
- 気合いと建築に対するパッションですかね(笑)。建築現場には気性の激しい人が多いですから、そういった方々を相手にする設計士や設計監理も、ある程度血の気が多くないと対等に渡り合えません。
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鳥生
- 目的を達成していくためには、自己主張ばかりしていても進みません。ダメなときは突っぱねますが、可能であれば調整して折り合いをつけるようにはしています。ただ、若いうちは何でも器用にこなすより、不器用でも愚直に何事も取り組める方があっていると思います。
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鈴木
- 設計士には個性豊かな人が多いし、王道のやり方もない。期日までに問題を解決して、建物を完成できれば、どんなやり方をしてもいいのです。もちろん法令の範囲内でですが。だから、いろんな人がいていいと思います。
転職・就職希望者に伝えたいことは?
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鈴木
- 少ない人数で、3拠点の物件を円滑にすすめるためには、効率的な作業が必要です。ぜひ、業務のすすめ方を改善できるアイデアを持っている人に入社していただきたいです。
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田中
- 同感です。付け加えるとすれば、向上心がある人。プロ意識とスピード感をもって、集中して仕事に取り組める人を求めています。ぜひ、気軽に面接だけでも受けてみてください。
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鳥生
- 土地の仕入れから、企画開発、物件の管理、賃貸仲介までをワンストップで行っているため、全体の流れを見ながら設計に携われるのが弊社の魅力です。分からないことは聞きながら、実際の仕事のなかで経験を積んでいけばいいので、前向きで柔軟性のある若い人たちに仲間入りしてもらいたいですね。